「ドメイン移管って聞いたことあるけど、実際何をどうすればいいの?」
そんな疑問を抱えていませんか?
この記事では、初心者でも安心して理解できるように、ドメイン移管の意味や考え方を中心に、サーバー移転との違いなどを解説しています。
やり方などは他のサイトで読んだけど、そもそも書かれている意味が理解できない。という方は、まずはこの記事から始めることをオススメします。
ドメイン移管とは何か?基本のキ
ドメイン移管とは、今使っているドメイン(例:www.example.com)を、別の会社に管理を移すことです。
たとえば、お名前.comからエックスサーバーにドメインの管理先を変えるといったことがこれに当たります。
これは「サーバーを引っ越す」のとは違い、ドメインという“住所”の管理者を変えることです。
難しそうに聞こえますが、基本の流れを押さえれば初心者でも十分に対応できます。
この章では、まず「ドメイン移管ってなに?」という基本から、似た言葉との違いまでを優しく解説していきます。
サーバー移転との違いとは
「ドメイン移管」と「サーバー移転」はよく混同されがちですが、実はまったく別のことです。
- ドメイン移管:ドメインの管理を行う会社(レジストラ)を変更すること
- サーバー移転:ホームページの中身(ファイルやデータベース)を引っ越すこと
ドメインは「住所」、サーバーは「建物」と考えるとわかりやすいです。
住所の管理先を変えても、建物そのものには影響しません。
この違いを理解することで、移管時の混乱を避けられます。
ドメインとサイトのサーバーが別ってどういうこと?
ドメインを管理しているサーバーと、サイトを管理しているサーバー。
実はこの2つ、役割も場所も違う別物です。
まず、「ドメインを管理しているサーバー」は、あなたが持っているURL(たとえばwww.example.com)を管理しているサーバーのことです。
これは、ドメイン登録業者(レジストラ)が用意しているもので、DNS情報(インターネット上で住所のようなもの)を保存しておく場所です。
一方、「サイトを管理しているサーバー」は、あなたのホームページの中身(文章、画像、プログラムなど)を保管している場所です。
実際にページが表示されるためのデータがここに入っています。
つまり、
- ドメインのサーバーは「住所録」
- サイトのサーバーは「家の中身」
と考えると、とてもわかりやすいです。
サーバーが違う場合の例
- ドメインは「お名前.com」などのドメイン業者が管理
- サイトは「エックスサーバー」や「さくらインターネット」などのレンタルサーバーが管理
というように、別会社で管理されていることがあります。
この場合は、ドメインの新規取得が安いから「お名前.com」で取得したけど、サイトは自分が前から契約しているエックスサーバーにしたかった。といったような事情が考えられます。
もちろん、両方を同じ会社でまとめることもできます。
たとえば「エックスサーバー」でドメインもサイトもまとめて管理すれば、更新作業がラクになりますし、DNS設定も簡単にできます。
初心者のうちは、「ドメイン=URL」「サイト=中身」とざっくり覚えるだけでも十分です。
そして、どちらもインターネット上で正しくつながって初めて、あなたのホームページが表示されるという仕組みです。
不安な方は、「ドメインはどこで取った?」「サーバーはどこを使っている?」という2点を整理するだけで、状況がグッとわかりやすくなります。
「移管」と「新規取得」はどう違う?
「新規取得」は文字通り、まだ誰も使っていないドメインを新しく登録することです。
一方「移管」は、すでに使っているドメインを別の管理会社に移す作業になります。
よくある勘違いとして、「移管すればドメインの使用期間がリセットされるのでは?」という声がありますが、実際には残りの有効期間はそのまま引き継がれ、1年延長されるのが一般的です。
※管理会社によって異なることもありますし、移管の際に1年分の更新料を支払う必要があるケースもあります。
そもそもなぜドメインを移管するの?
よくある移管の理由3つ
ドメイン移管を考える理由にはいくつかありますが、多いのは次の3つです。
- 管理費用が今より安くなるから
- サーバーとドメインを同じ会社でまとめて管理したいから
- サポート対応や管理画面がわかりにくいから
例えば「ドメインはお名前.com」「サーバーはエックスサーバー」で別々になっていると、管理が煩雑になります。
まとめることで毎年の更新がラクになり、料金も一括でわかりやすくなります。
移管によって何が変わるのか
移管をしても、ドメインのURL自体が変わることはありません。
ですが、次のようなことが変わります。
- 契約更新のメールが届く相手先
- 支払い先と料金体系
- 管理画面の操作方法
また、移管時にトラブルがあると一時的にサイトが見られなくなるケースもあるため、タイミングと事前準備が大切です。
ドメイン移管の仕組みを簡単に図解
レジストラってなに?
レジストラとは、ドメインを管理・登録している公式の会社のことです。
たとえば「お名前.com」「ムームードメイン」「エックスサーバー」などが有名なレジストラです。あなたがドメインを取得すると、このレジストラがその情報をICANN(国際機関)などに登録してくれています。
移管とは、つまり「Aというレジストラから、Bというレジストラにドメインを引っ越すこと」です。
認証コード(AuthCode)の役割とは
ドメイン移管時に必要になるのが「認証コード(AuthCode)」です。オースコードと読みます。
これはそのドメインの持ち主しか知らない“鍵”のようなもので、移管時に本人確認のために使います。
このコードは、今使っているレジストラ(移管元)で取得できます。
セキュリティの観点からも重要で、これがないと他人に勝手にドメインを移されてしまうリスクを防げます。
AuthCodeを入力して初めて移管申請がスタートするので、事前に確認しておくことが大切です。
まとめ
ここに書かれているようなことを基礎知識として抑えておくと、実際の手順を解説しているサイトの内容がおぼろげながらでもわかってくると思います。
もし、追加で知りたいことがあったら解説を追記しますので、お気軽にコメントください。
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