色眼鏡で見るアドラー心理学

最近読んでいる本はアドラー心理学・・・を漫画でわかるとして解説したものを読んでおります。

まずはじめに言っておくと、漫画部分少ない!少ないよ!

111ページ中20ページしか漫画パートがありません。

もっとこう、「マンガ 日本の歴史(石ノ森章太郎)」とか、「マンガで読む名作シリーズ」的なものを期待していました。

まぁ、このページ数でアドラー心理学を紹介するには、漫画なんかにページを使ってる場合じゃないってことですね(本末転倒)。

そもそも、アドラーといっても魔王みたいな名前だなという印象しかなく、アドラー心理学がどのようなものなのかは知りませんでした。

ざっくりとした理解にはなりますが、アドラー心理学のテーマは「人は目的のもとに生きている」「幸せになるには勇気を持つこと」だそうです。
で、これを分かりやすく書いた『嫌われる勇気』が200万部も売れたベストセラーになったそうですね。今更すぎますか?

ハドラーの方も傲慢な権力者から敵からも尊敬される強大なライバルにまで成長するほどの男ですから、「魔王ハドラー心理学」とか出したら売れませんかね?

さて、読者をふるい落としたところで本題に入りますか。

本書は「人間は、自分流の主観的な意味づけを通して物事を把握する」という認知論の解説からスタートします。

私たちは思い込みが作る世界の住人だそうです。

「色眼鏡で見る」という言葉があります。

これは人や物事を自分の主観で偏った見方をすることを指した言葉ですが、このように人は物事を把握する際に、必ず自分なりの解釈や意味づけをして認知し経験をしているそうです。

例えば、私がよく社長から叱られたといっていますが、これは自分が「叱られた」という意味づけをしているだけであって、実際はそれを励まされたと受け取る人もいれば、アドバイスをしてくれたと受け取る人もいるわけです。

まぁ、そうはいっても絶対に叱られたとしか思えないけどね。

このように人が常に主観でものを見ることに対してアドラーさんも、

「ピンク色のレンズのメガネをかけている人は、世界がピンク色だと勘違いしている。
 自分がメガネをかけていることに気づいていないのだ」

と言っています。

まさに「色眼鏡で見る」の例えですが、「色眼鏡」もサングラスのことを指しているようで比較的新しい言葉のようですし、この発言が元なんでしょうかね?

同じような考え方には、7つの習慣にはパラダイムという概念がでてきますし、先日の要約シリーズの中では認知バイアスがありました。

どちらも自分の思い込みやものの考え方が、物事への見方に影響するという考え方です。

物事を見るときに主観的にならずに客観的になることや、あるいは自分以外の人が自分とは違うものの見方をしていると認識することによって、自分に起こっている問題を考えるときに新しい視点が生まれるかもしれませんね。

私自身、最近他者の言動に振り回されて疲れ気味でしたが、こういう考え方ができれば多少は軽い気持ちになれそうです。

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