ホームページがなぜ必要か?

ホームページは”インターネット営業所”

24時間365日集客をしてくれる営業マン。

お客様は、連絡するかどうかはホームページを閲覧して判断する。

SNS、ネット広告や紙媒体広告を見ても、本気で連絡するかどうかを考えるお客様なら、その会社やサービスを検索してホームページをチェックする。

「ホームページにある情報が見やすく整理されていて、さらに豊富な内容が掲載されていて、会社の雰囲気も良さそうで、自社と社風が合いそうで、ここなら任せても大丈夫そうだ」と思ってもらえたら、連絡や問い合わせが来るようになる。

他人の看板、自分の看板

ホームページを持つ方法は色々あるが、大きく分けると”無料”か”有料”か、”自分で作る”か”人に作ってもらう”かの違いがある。

どれを選んでも問題はないが、法人やお客様向けのサービスをしているのであれば、ドメインだけは有料で独自ドメインにした方が良い。

無料でホームページが作成できるようなサービスでは、ドメインが固定されていて自分で指定できない場合がある。

それをわかっている相手からすると、「この会社は独自ドメインも持っていないんだ・・・」とか「すぐに潰れそう」「信用できない」といったマイナスイメージを持たれることがある。

独自ドメインの利用料は、年間数百円~数千円程度なので、ホームページからの集客をしっかりと行いたいのであれば投資をするべき。

ドメインは「Xserver」や「お名前.com」や「ムームードメイン」といったサービスで取得でき、価格が多少違うだけで、どこで取っても機能は同じ。

どうせならホームページのデータを置くためのレンタルサーバーといっしょに契約しておくと管理がラクなので、個人的には「Xserver」をお勧めする。

ホームページはいきなり作らない

物事には2つの創造が存在する。

1つは”知的創造”と、もう1つは”物的創造”。

つまり、何事もまずは設計図を描いてから、実際の制作に取り掛かるということ。

まずは、どのような”ページ構成”にするのか、どんな内容を掲載するのかを考える必要がある。

また、いきなり完璧を目指す必要はなく、場合によっては基本的なページだけを作成したら公開し、あとからページを付け足していくという考え方も重要。

早く公開すればするほど、検索エンジンに登録されて、検索からホームページを見てくれる人が多くなり、それだけ集客のチャンスが増えることになる。

ホームページ公開後も、コンテンツを追加できるように設計することも大切。

ターゲットの考え方

ターゲットは「年代+性別」とだけ考えられがちだが、それだけでは集客にはつながらない。

なぜかというと『ターゲットが広すぎる』ため。

例えば、30代女性でも、既婚/未婚、子持ち/子無し、専業主婦/兼業主婦などの条件で生活はまったく違う。

生活が違えば、欲しいもの、必要なものは違ってくるし、検索するキーワードも変わる。

ターゲットは絞れば絞るほど対象に刺さりやすくなる。

ホームページは、インターネット上で簡単に見つけてもらうことが、集客への第一歩。

そのため、検索される想定キーワードを広げすぎないように注意する。

そのため、ターゲットは「年代+性別+悩み+欲求」で考える。

例えば、「食いしばりで頭痛に悩む女性」がターゲットであれば、検索時に「食いしばり 頭痛」と検索するはず。

そこで自分のホームページに「食いしばりで頭痛に悩む人」に役立つ情報やお悩みの解決方法、自社で扱っている商品やサービスを紹介する。

すると、検索にヒットしやすくなり検索順位が上昇してホームページが良く見られるようになり、購入や問い合わせにつながるようになる。

ターゲットを絞る効果

ホームページのデザインを考えるにしても、年代、性別によって受け入れられやすいデザインは変わる。

また、扱う商品によってターゲットは異なる場合は、それぞれのターゲットを想定しておく必要がある。

訪問者はホームページを隅から隅まで見るようなことはしない。

実はホームページの1ページずつが別々の訪問者から見られている。

そのため、ページごとに絞ったターゲットに向けて、掲載する内容を変えるといったやり方も効果的となる。

そのホームページの目的は?

・スライドなどのアニメーションを入れたい
・SNSもやっているのでリンクさせたい
・予約システムやブログも入れたほうが良いと思う

このように機能やツールなどを使うことばかりを考えて、「ホームページにどんな見込み客がきて、どういうアクションをするのか?結果、どういうアクションをしてもらいたいのか?」といった目的を考えていないと失敗する。

ターゲットが、企業の設備メンテナンスの担当者なのであれば、想定される流れは、、、

1.業務中に修理のクオリティが高く、費用もできるだけ安い修理会社を探すはず。

2.ホームページを見て、上記について調べて対象の会社に電話やメール、フォームから問い合わせをするはず。

3.その後、見積もりを見て成約という流れになるはず。

こうやって考えていくと、ホームページに必要なことは、検索エンジンで「設備 メンテナンス」で検索されやすいようにすること、連絡がすぐできる状態にしておくこと、仕事の品質が良い設備修理の会社だと知ってもらうこと。が必要な要素となってくる。

使うツールばかりに目を向けて、「Facebookに投稿してホームページのリンクを張っているのに集客に繋がらない」とならないように、”ホームページの目的”を決めて、その目的を達成するまでの流れを考えて、それからどんなツールを使うかを決める。という流れが成功への近道。

ホームページはツリー状で作成する

トップページがあって、メニューページがあって、その下にさらに詳細ページがあって・・・というようにホームページは多階層のツリー状で作成するのが、人にも検索エンジンにも有効な作りとなる。

親切だと思ってトップページのグローバルメニューにすべてのメニューを載せてしまうと、見ること自体が嫌になって離脱されてしまう。

メニューが20個もあるようなページから目的のものをすぐに探し出せるか?

人が認識できる個数は6個程度まで。

それ以上は、それらのメニューの下層ページとして設計するのが望ましい。

検索エンジン的にも浅い階層構造の場合は、豊富な情報のないホームページとして認識されてしまい、「1つの情報について深いところまで説明していない」=「価値がない情報」=「検索順位を挙げなくても良い」となってしまう。

人が見る場合でも、関連する情報ごとに、詳細な情報を掲載するページ構成にすると、導線がわかりやすくなる。

特別にアピールしたいことは、トップページにバナーボタンを用意するなどして、わかりやすく、伝えたいことが伝わるページを目指す。

社名のみのタイトルにしない

社名だけのタイトルは集客の機会を逃している。

社名+商品やサービス、対応できる地域といった要素をいれる。

例えば、新潟に住んでる方が「確定申告をしてくれる税理士を探したい」場合、検索するときは「税理士」だけでなく「確定申告」というワードもいれるはず。

さらに、できるだけ近いところが良いと「新潟市」も検索ワードとしていれるはず。

その場合、ページタイトルが「◯◯税理士事務所」よりも、「新潟駅から徒歩2分。確定申告なら◯◯税理士事務所」の方が検索上位に表示される可能性が高くなる。

検索結果にはページタイトルが表示されるので、「求めている情報がありそうだ」と興味を持ったら、クリックする確率が高くなる。

検索エンジンに対しても検索順位を決める要素となるので、ページタイトルにはキーワードを入れるようにする。

その際は、ページ本文にも同様のキーワードが無いと、タイトルと内容が一致しないページとしてマイナス評価を受ける可能性があるので、本文にも必ずキーワードを入れるようにする。

また、ページタイトルはすべてのページでその内容を表したり、検索に対して最適化されたタイトルにすることで、より集客につながるようになる。

トップページの役割

1.会社の第一印象を決める

2.他のページに誘導する

人の第一印象が3秒で決まるように、ホームページも同様で、印象が悪いと訪問者は離脱してしまう。

また、他のページへの誘導が分かりづらいと訪問者が嫌になって離脱してしまう。

見た目も大事だが、使い勝手の方がより大事なので、チェックするときは①見た目の印象、②わかりやすく使いやすいか、2点について指標として考える。

ここは日本

英語が身近なものとして使われるようになっていても、一瞬で理解できない言葉では集客につながらない。

スローガンが英語だけで書かれていたり、メニューがすべて英語表記だったり、かっこよさや見た目だけを意識して、訪問者に分かりづらいのは大きなストレス。

「Company」と「会社案内」で後者のほうが瞬時にイメージができるように、スマートさ=集客とはならない。

理解しやすい=行動しやすいとなることを忘れず、集客できるホームページは、わかりやすさが命と考える。

ホームページを見ている人は頭の中で日本語で質問をしながらページの内容を吟味している。

これを人同士のやりとりに置き換えたときに、日本語で質問しているのに英語で答えられたら、どんな気持ちになるか?

日本の会社のホームページを調べるのに、英語で検索する人はいないということを理解する。

写真は自前のものを使う

素材集の写真を使うと「これは素材集の写真だ」と見抜かれるケースも多くある。

他の会社のページと差別化をしたいのであれば、オリジナルの社長や社員、自分たちのオフィスなどの写真を使うようにする。

文章は基本的に読まれない。しかし、写真であれば嫌でも目に入ってきて、自然とどういう写真なのかを判断する。

「人は人の顔に好感を抱く」傾向があり、「顔を出すことによる信頼性」につながる。

良い写真がないと思ったら、お金を払ってでもプロの写真家に取ってもらうなど投資をした方が良い。

また、自分が良いと思った写真が他の人にも好評とは限らないため、必ず第三者のチェックをしてもらって、掲載する写真は決めるようにする。

売っているものを瞬時に伝える

ホームページが開かれて「一体何の事業をしているのか、商品は何なのか?すぐにわからない」と訪問者が離脱してしまう可能性が高くなる。

トップページのファーストビューで、何を売っているのかわからない場合は、それだけで見込み客を逃してしまう恐れがある。

実際のお店の入口に立ったとき、何を売っているのかわからなかったり、中がはっきりと見えないよういになっていると、そのお店に入りづらいのと一緒。

大企業のように固定客がいたり、説明をしなくても何をしている会社なのか分かる場合は、イメージ先行のデザインで問題ない。

知名度もなく自社がどのような商品を売っているのか認知されていない場合は、自社が何を売っているのか知らせる必要がある。

更新されていないホームページ

お知らせなどを用意して「ホームページをリニューアルしました」と書かれた見出しが、1年以上前の日付・・・。

こういうホームページを見ると、訪問者が感じることは、

・この会社、今でも営業しているのかな?
・もしかしたら、すでに倒産しているかも?
・信用できなそう

などと思われる可能性がある。

集客できるホームページにするためには、最低でも1ヶ月に1回は更新する。つまり、何かしら「会社の動きを見せよう」ということ。

そうすることで継続的にしっかり事業をしているという信頼を得ることができる。

「月に1回も伝えることがない」と思う場合、自分たちは毎日同じように業務を行っているだけと考えてしまっているが、社外の人にとってはそうでないことを理解する。

大きなプロジェクトが終わって会社全体で打ち上げをした、全員参加の研修会を実施した、エントランスに花を生け変えた。

そういったことでも、他人から見れば、

・打ち上げをした=社内の人間関係が良い
・研修会を実施した=意識が高い
・花を生けた=気遣いのある会社

のように受け取られる。

更新を行うことで検索エンジンにも良い印象を持たれやすくなり、結果、検索順位にも好影響となる。

どこにある会社で連絡先は?

トップページを見てもらって、「この会社良さそう」と思ったときに、連絡先を知りたいと思ってもそれが簡単に分かる場所になかったら、探すのが面倒になって離脱されてしまう。

その会社の所在地が書かれてあれば、「近いところの方が便利」「多少遠くても場所が書かれてある方が信頼できる」と思われる。

問い合わせをしてもらうときも、電話番号、メールアドレスなどが分かりやすい位置に書かれてあれば、探す手間なく訪問者のストレスも軽減される。

何をしてほしいページなのか?

ホームページを見た見込み客に何をしてもらいたいのかを明確にする必要がある。

特にモノではなくヒトによるサービスの場合は、連絡先やフォームがあっても、いきなり申し込む人はなかなかいないので、事業案内だけで問い合わせフォームがポツンとおいてあるページでは集客ができない。

そのため、無料相談やセミナーなど「実際に会う」という段階を作る必要がある。

習い事教室の場合は、見学や体験に落とし込む。高額商品の場合は、段階を踏んで期待値を高める施策をとれるようにメルマガやLINE登録に誘導するなど。

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