戻り値とは
戻り値(もどりち)とは呼び出し元で受け取る処理結果のこと。
このことを「関数が戻り値を返す」という。
const 定数名 = () => {
return 値;
};
関数の中で「return」を使うと、呼び出し元で値を受け取れるようになる。
「return 値」と書くことで関数はその値を戻り値として返す。
const add = (a, b) => {
return a + b;
};
上のコードの場合は、aとbを足した値が戻り値として呼び出し元に返る。
呼び出した関数に戻り値がある場合、関数の呼び出し部分がそのまま戻り値に置き換わる。
下記コードのように関数の呼び出し部分を定数に代入することも可能。
const add = (a, b) => {
return a + b;
};
const sum = add(1, 3);
console.log(sum);
上記コードの実行結果は以下の通り
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様々な戻り値
戻り値も引数と同様に、様々な値を用いることができる。
例えば、if文で使うような条件式をreturnすると、その条件式の結果として得られる真偽値(trueまたはfalse)を返すことができる。
const check = (number) => {
return number % 2 === 0;
};
console.log(check(6));
cosoole.log(check(7));
上のコードはnumberを2で割った余りが0であれば偶数としてtrueを返し、それ以外の場合は奇数としてfalseを返すという意味。
checkに6と入れた場合は2で割った余りが0なので偶数、つまりtrueとなる。
checkに7と入れた場合は2で割った余りが1なので奇数、つまりfalseとなる。
true
false
returnについて
returnは戻り値を返すだけでなく、関数の処理を終了させる性質も持つ。
そのため、returnの後ろにある関数内の処理は実行されないので注意が必要。
const add = (a, b) => {
return a + b; //ここで処理が終了する
console.log("計算しました"); //この出力は実行されない
};
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