条件分岐～if文～

条件分岐とは
条件式の出力～真偽値と比較演算子～

条件分岐とは

「ある条件が成り立つときだけ、ある処理を行う」というプログラムを条件分岐と呼ぶ。

const number = 12;
↓
定数numberの値が10より大きい？
↓ YES
console.log("numberは10より大きいです");

if文の書き方

if文を用いると「もし◯◯ならば●●を行う」という条件分岐が可能。

ifの後ろに条件式を書き、それが「成り立つ」場合の処理を{}の中に書く。

if (条件式) {
  処理   条件式が成り立てば実行される
}  ※ ;セミコロンは不要

const number = 12;
if(numberが10より大きい場合) {  実際のコードではないので注意
  console.log("numberは10より大きいです");  条件式が成り立てば実行される
}

if文のコード

実際にif文のコードで書くと下記のようになる。

条件式の一例で「number > 10」の部分は「定数numberの値が10より大きい」という意味の条件。

定数numberには12が代入されているので、この条件は成り立ち処理が実行される。

const number = 12;
if(number > 10) {  「定数numberの値が10より大きい」という条件
  console.log("numberは10より大きいです");
}

numberは10より大きいです

if文を書くときのポイント

コードを書く時のポイントとして、インデント（字下げ）を入れるようにする。

インデントは「tabキー」で入れられる。

以下のようにインデントを入れることで、ifの処理がどこからかひと目でわかる。

const number = 12;
if(number > 10) {
  console.log("numberは10より大きいです");  tabキーでインデントを入れる
}

条件式の出力～真偽値と比較演算子～

「number > 10」部分をコンソールで出力してみると、結果が「true」と表示される。

const number = 12;
console.log(number > 10);

true

真偽値（しんぎち）

出力された「true」は真偽値と呼ばれるもの。

真偽値には「true」と「false」という２つの値しか存在しない。

条件式が成り立つと「true」、成り立たなければ「false」という真偽値に置き換わる。

const number = 8;
console.log(number > 10);

false

大小を比べる演算子

条件式に使った「>」は比較演算子と呼ばれる、大小比較の記号。

「a < b」は、ａの方がｂより小さいときtrue、大きいときfalseとなる。

また、「a <= b」とすると、ａの方がｂより小さいまたは等しい（つまりｂ以下）のときtrueとなる。
※数学で使う「≦」という記号に似ている

大小を比べる

a < b ･･･ａはｂより小さい

a <= b ･･･ａの方が小さい、または等しい

a > b ･･･ａはｂより大きい

a >= b ･･･ａの方が大きい、または等しい

const number = 12;
console.log(number < 30); // true
console.log(number < = 12); // true
console.log(number > 12); // false

等価演算子

比較演算子には、左と右の値が等しいかを調べるものもある。

「a==b」はａとｂが等しければtrue、等しくなければfalse。

「a!=b」はその逆。

等しいかを比べる

a == b ･･･ａとｂが等しい

a != b ･･･ａとｂが異なる

const age = 12;
console.log(number == 12); // true

const name = "hiro60";
console.log(name ! = "hiro60"); // false

等価演算子の注意点

数値「12」と文字列「”12″」は異なるデータだが、等価演算子では同じものとして扱えるに変換が行われる。

これは都合の良いときもあるが、いつもそうとは限らないので注意。

const number = 12;
console.log(number == 12); // true
console.log(number == "12"); // ture
  文字列"12"を数値12に変換してから比較しているのでtrueになる

厳密等価演算子

厳密等価演算子を使うと、文字列「”12″」と数値「12」を異なるデータとして扱うことができる。

特に理由がなければ、厳密に比較できる厳密等価演算子を利用する。