「布団から手足がでてると、おばけに掴まれる」
って、わかりますかね?
実は知らないかもしれませんが、夜寝る時に部屋の電気を消すとおばけがくるんですよ。
そして、やつらは布団から体が出ていると、その部分をグアッ!って掴んでアッチの世界に連れて行こうとします。
そのため対策を講じる必要があるのですが、やつらは(何故か)布団の中には入ってこれないので、頭を布団のなかにもぐりこませ、手足も外に出さないように布団の端っこを体の下に巻き込んで、エジプトのミイラみたいな格好で寝るのが正しい防御方法です。
他にも「自分の周りにぬいぐるみとか好きなものを並べて結界を作る」というのもオススメです。
結界の中なら安全ですからね。
っていうようなことを子供の頃にやっていたのを、ふと思い出しました。
いやまぁ、さすがにこの歳になってそんなことはしていませんよ!?
子供の頃の話です。・・・ほんとですよ?
なんでこんな話を書いたかというと、自分は安全地帯が大好き人間だなぁって思ったからです。
やはり、あの歌唱力は日本人ではズバ抜けており、サバカレー缶も美味しいし・・・ではなくて、精神的な安全地帯が大好きという意味です。
つまり、「変化なんてクソっくらえ!現状維持サイコー!安全地帯サイコー!」と思っていました。
この安全地帯を「コンフォートゾーン」と言うそうです。
最近、社長に教えてもらいました。
意味を調べてみると、自分にとって不安にならない場所、居心地のいい場所といった意味だそうです。
一見、良さそうな意味の言葉ですが、そこに留まるということは変化が起こらず、考える必要もなく、苦労することなく過ごせるため、成長することがなくなります。
いま思えば、前職ではこのコンフォートゾーンに浸かりきっている状態でした。
やり慣れた仕事、慕ってくれる部下や同僚、その時持っているスキルで満足してくれる周囲、ほどほどの給料などなど、そこに甘んじて、そこから抜け出したくないという気持ちがありました。
しかし、同時に10年20年と働いても、人生を生き抜いていくためのスキルが磨かれるわけでもなく、年を取り徐々につぶしがきかない状況になっていく焦りは感じていました。
そのため、会社を辞めて今の仕事に変わったわけですが、結果はまぁ・・・月商60円ですよ。(泣)
ということで、このコンフォートゾーンに留まることはあまり良しとされません。
では、このコンフォートゾーンを出た先に何があるのかというと「ラーニングゾーン」いうものがあるそうです。
ラーニング(=学習)の言葉の通り、「おいら学習するぞん!」ということですね。
自分の能力を超える仕事やスキル、未知の体験をするため不安がある状態ですが、ここに身を置くことでどんどん成長していくことになります。
そして、さらにその先には「パニックゾーン」というものがあり、これはあまり歓迎されないゾーンです。
というのも、自分の持っているスキルが通用せず、何が起きているかも理解ができないためパニックになってしまう場所だからです。
ここに身を置きすぎるとストレスで精神的に疲れてしまったり、前向きに学ぶことができないため、適合するのはよほどのドMくらいです。
通常はラーニングゾーンに身を置くことを意識するのが良いということですね。
ただ私の場合はコンフォートゾーンを抜けたらすぐパニックゾーンになりそうな気がしますが、、、いや!たぶんめちゃくちゃ薄いですがラーニングゾーンがあるはずです。
そんな私ですが、今の仕事になって、それまでの知識がまったく通用しない場所で新しいことを覚え、こうしてnoteを書いたり、ライブ配信をしたりと自分にとってはラーニングゾーンでの活動をしていると思っています。
コンフォートゾーンを抜け出すために必要なことは、今までならやらなかったことに挑戦してみることだそうです。
いつもなら「それは無理です。」とNOを選択することでもやってみることがコンフォートゾーンを抜け出すきっかけということですね。
実際にこんな話があります。。。
コンピューター会社を経営している男が、大企業から重要なプログラムの開発を依頼されました。
しかし、男の会社ではそのプログラムを開発したことがなく、知識やノウハウなどがありませんでした。
さて、ここであなたならどういう決断を下すでしょうか?
ここまで偉そうなことを書いてきた私ですが、これにはゴメンなさいすると思います。
しかし、男はこの話を引き受けます。
そして、自社にないものならあるところから買えば良いとして、他社が持っていたプログラムを買い取り、改良して納品しました。
これがきっかけに男の会社は大きく成長し”帝国”と呼ばれるまでになりました。
この出来事が現在の基礎を作ったとも言えます。
男の名前は、ビル・ゲイツ。
Microsoftの創業者です。
そして、規模は小さいですが身近で同じような話を聞いたことがありました。
ウチの社長(兄)です。
詳しいことは書けませんが、その時点でできないことも
「出来らぁ!」と
ビル・ゲイツと同じようなことを実際にやっていました。
いや、もしかすると経営者という人たちはみな同じような経験をしているのかもしれません。
だって、経営者がコンフォートゾーンにとどまって現状維持しているだけだったら、その会社は遅かれ早かれ潰れてしまいますよね。
ということで、改めて兄を尊敬したのでした。
そして結果が出ていない私ですが、”今はまだ”それを許容してくれる社長に感謝しつつ、これからもコンフォートゾーンを抜け出して成長を目指します!
コメント