#1【月商60円】ダメ男の実録ドキュメント  〜第1章 ない!ない!ない!の3ない人間〜

このnoteは、実力もない、実績もない、何をやってもうまくいかない
会社のお荷物になっている男が、
なんとかして自分で新規事業を立ち上げて売上をあげようと
もがく様をお伝えするドキュメンタリーnoteです。

はじめまして、ヒロ60と申します。
現在38歳で妻と子供が二人います。
ついでにいうと、子供二人はすでに成人していて
3歳と0歳の孫もいます。

こうやって書くと未成年でパパさん?
と思われるかもしれませんが、
まったくそんなことはなく、
子供がすでに大きいのは妻の連れ子だからです。

私自身は何一つ突出したところのない人間です。
それもそのはず、安定志向の塊のような人間なので、
むしろ人生において波風を立てることから
トコトン逃げてきた男です。

小学5年生の頃、
学校に地元のケーブルテレビ局が来て、
一人ずつカメラに向かって将来の夢について
発表することがありましたが、
他の子が「プロ野球選手」や「お花屋さん」のように
子供らしい夢のある夢の話をしている中で、
私の夢は「安定した老後を送りたい」でした。
幼い頃から筋金入りの安定志向ですね。

そんな私なので高校卒業後には地元の企業に就職して、
これまで一度も転職することなく、
20年以上働き続けてきました。

そんな私が、今は新しい職場でまったく成果が出せずに、
給料をもらうだけのお荷物状態になっています。

もちろん、このままで良いわけもなく、
なんとかしようと足掻いてはいるのですが、
まるでうまくいかない日々を過ごしています。

そもそも、安定志向でいた私が
なぜ新しい職場にいて、
なぜこのような状況になったのか?

2021年は私の人生が大きく変わった年でした。

3月。
疎遠というほどでもないが、
顔を合わせるのは正月くらいの、
同じ市内にいる兄から連絡がありました。

私は二人兄弟の弟で、兄とは3歳離れています。
両親は私が小学4年生の時に離婚。
私は母親に、兄は父親に付いていくことを決めたため、
そこからは離れ離れになりました。

とはいえ同じ市内に住んでいますので、
親の離婚後もちょくちょく遊びにいっては、
夜中まで一緒にゲームをしたり、
徹夜でカマクラを作ったり、
庭でテントを張って過ごしたりと、
兄弟仲は良いくらいです。

しかし、お互い社会人になり
自分の家庭や生活が出来てくると、
今までのように遊ぶ機会は少なくなり、
20歳くらいには先述の通り
正月に顔を合わせるくらいになっていました。

そんな兄からの連絡は
「久しぶりに飲みに行かないか?」
という誘いでした。

珍しいこともあるもんだと思いましたが、
久しぶりの誘いに嬉しく思い、
飲みに行くことにしました。

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今の仕事のことや、子供の頃の話など
他愛もないことを話していたと思いますが、
酔いも回ってきた頃に兄が話し始めたのは、
今の仕事を手伝ってもらいたいということでした。

兄は自分で事業をしていて、
かれこれ10年以上は一人でやっています。

私とは対象的に色々な仕事を経験していて、
一度は自分で事業を始めて失敗したこともあります。
その後、借金を返済して、改めて自分で事業を始めたりと、
私には無い行動力とバイタリティは素直に尊敬しています。

そんな兄から、

・仕事が順調で手が回らないから手伝ってほしい
・兄弟で仕事をするのが夢だった

というようなことを言われたので、
正直迷いました。

兄は、自分の性格では絶対に勤め人なんて出来ない、
自分で事業を興したのも人から指図されたくないからだと
普段から言っていました。

なので、私がサラリーマンをしていることにも否定的で、
「絶対に自分で仕事をした方が楽しい」というのは、
ずっと言われ続けてきたことです。

しかし、安定志向の私ですから、
それまでは何を言われようとも意に介さなかったのですが、
このときは兄の本気さも伝わってきて、
いつもと感じ方が違いました。

私自身、その時の仕事に対して思うところがなかったわけじゃなく、
ずっと同じ仕事をしていくことに漠然とした不安を持っていたことや、
給料が上がらないことに対しての不満などもあり、
このタイミングで仕事を辞めて新しいことに挑戦するのも良いかも、
いや、最後のチャンスかもという風に考えるようになっていました。

このときは結論は出さずに、
「考えておいてよ」ということで
3次会まで行った飲み会は楽しくお開きになりましたが、
仕事を辞めるかどうかについて本気で考える必要が出てきました。

4月。
前回の飲み会から1ヶ月後くらいに、再び兄からの連絡です。

内容は前回と同じで、
仕事を手伝ってほしいから、
今の仕事を辞めて自分の会社に入ってくれないか
ということでしたが、

今回はさらに本気で考えてほしいということで、
酒は抜きで兄の車でドライブがてら話をすることになりました。

今の給料を保障してくれることや、
今の仕事よりもお客さんの質が良いことなど、
話を聞けば聞くほどに悪い条件ではなく、
どんどん心は傾いていきました。

そして、この日決断しました。
今の仕事を辞めて、兄の仕事を手伝おうと。

その決断を後悔することになるとも知らず・・・。

5月。
会社に退職することを伝えました。

流石に長年勤めていた会社ですから
退職を惜しむ声も多くいただき、
引き止められもしましたが、

ここでまた決断を変えてしまっては、
兄に申し訳がたたないので、
ハッキリと辞めることを伝えました。
(実際にはウジウジと悩んでいる状態では
ありましたが・・・)

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6月。
1ヶ月で引き継ぎを済ませ、
さっそく兄の会社で
仕事を始めることになりました。

本当は20年も働いてきたので、
ご褒美休暇として1ヶ月くらい休んでからと
考えていましたが、

兄曰く、
「お前は長く休んだら絶対にダメになる。
 無理にとは言わないが絶対すぐに働き始めた方が良い」
ということで、

兄を持つ弟の方には分かっていただけると思いますが、
兄からの「無理にとは言わない無理じい」というやつで、
1日休んだけでその次の日から働き始めることになりました。
さようなら、20年働いたご褒美休暇さん。

始めは仕事に慣れることからですが、
なにぶん兄はずっと一人で仕事をしてきた人間なので、
業務マニュアルだとか、研修用の資料だとかは一切なく、
兄用のメモ書きや仕事の様子を残した動画があるだけでした。

それでも忙しい中、
きちんとやることを説明をしてくれて、
私の仕事の内容はチェックしてくれるので、
流石だなと思いました。

仕事の内容としては、
パソコン操作に関するコンサルのようなもので、
チャットやZoomを使って操作に関する問い合わせに
回答するといったものです。

それまでの仕事も、
パソコンに関わるものだったし、
私自身もパソコンには詳しい方なので、
おぼつかないながらも、
兄のフォローを受けながら、
それなりにはできるようになっていきました。

しかし、問題はここから徐々に表面化していきます・・・。

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兄の本業はシステム開発なので、
コンサルの仕事を任せたいということで、
今の会社に呼ばれました。

ただし、既存のお客様のサポートだけでは
私の給料を賄うだけの売上は無いため、
自分で新たに売上を増やしていく必要があります。

しかし、私は以前の仕事でも営業とは関係のない部署にいたため、
売上を作るという行為に関わってきませんでした。

兄からは、
どんな方法でもいいから売上を作るように言われましたが、
そもそもその方法が思い浮かばないんです。

ここで私は自分がいかに売上を作ることに向いていないか
自覚することになり、これが後にもずっと付きまとう問題になります。

兄からのアドバイスで、
コンサルは高額なため、
私がいきなり新規客を獲得するのは
難しいということで、
今のコンサルとは別の収入の柱を作るために、
動画コンテンツの販売を提案されました。

今まで意識したことがなかったので、
まるで知らない世界でしたが、
世の中にはネットビジネスで成功して
自動でお金を稼ぐ仕組みを作り出している人が
大勢いることが分かりました。

その人たちが口を揃えていうのが、
あなたも自由を獲得するためにコンテンツを作成して、
それが自動で売れる仕組みを作りましょう。
ということでした。

これなら最初にコンテンツを作る部分を頑張れば、
その後は売上が上がり続けるという理想の状態を
作ることができると思い、早速取り組むことにしました。

題材としては、コンサルの中で身に付けた
メルマガ配信に関してのノウハウにしました。

そもそも、ネットビジネスにおいてメルマガは
絶対になくてはならないツールとして登場します。

そのため、今から自分がしようとしていることにもつながるし、
終身雇用が崩壊した今、独立、起業してネットビジネスに
参入する人はまだまだ増え続けるという考えからです。

しかし、ここで私の悪いクセが出ます。
何ごとも不安になりすぎて行動が出来ないというクセです。

コンテンツをネットで販売することについて
ちゃんと理解が出来ていないから不安で、
それを説明している動画を見るだけの日々。
まだまだ動画はできません。

コンテンツビジネスを解説するメルマガに登録して、
同じような内容のメールを見るだけの日々。
まだまだ動画はできません。

動画といったら凄いクオリティのものを
作らなければいけないと思い込み、
ちゃんとした撮影をするための方法を調べる日々。
まだまだ動画はできません。

動画の編集が必要になるので、
会社で「Adobe Premiere Pro」を
使えるようにしてもらったが、
使い方が分からないのでまた調べる日々。
まだまだカブは・・・動画は出来ません。

しまいには、事務所が自宅兼用だったために
撮影場所がなくて撮影できないという訳のわからない
言い訳もしてました・・・。
(この後、事務所を移るという話が出ていたので、
 そうなったら本気出す的なことを考えていました)

兄もこのあたりから「こいつヤベーな」って
思っていたことでしょう。

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そんな感じで6月、7月が過ぎていき、
8月の頭に事務所を移転してから、
ようやく動画制作に取り掛かりはじめました。

ただ、それまでの間なにもしていなかった訳ではなく、
動画用に原稿を書いていましたので、
制作に取り掛かってからは早かった・・・こともなく、
すべての動画が出来上がったのは8月の終わりでした。

コンテンツを作るのにかかった期間は約3ヶ月。
その間も経費は掛かり続けていたわけで、
それなりの金額で販売する必要があります。

そこで金額は1万円として、
そこから、コンテンツ購入者だけの特典なども付けて、
動画をUdemyやmanebiといった
オンライン学習プラットフォームに登録して
待つこと数日間!

売上はゼロ・・・。

ネットの成功者が教えているように、
無料レポートからメルマガに集客して、
メルマガ内で販売する方法を試しましたが、
反応はほとんどなし。

売上はゼロ・・・。

あまりにも売れないので、
10月に入ってから、
やけくそで値段を100円にしたら、
買ってくれる人が3人いました。

わーい、売上300円だ!
5ヶ月かかって300円だ。
月商に直すと60円だ・・・。
日商に直すと・・・(泣)

しかしその後、その人達にアンケートの
お願いなどをしてもリアクションなし。

動画自体も再生数が増えていないので、
多分、特典のためだけに買ったっぽいです。

そんな感じで自分なりに一生懸命準備をして
取り組んだ結果が上記のような有様で、
このときの私は多分死んだ魚の目をしていたと思います。
(その後もしょっちゅうそんな目になるんですが)

上記の経験を経て、成果こそ出ていませんが、
メルマガを使ってネットで商品を販売するという
方法を身につけることはできました。

そのため、今度は特定の業種に絞って、
メールを使った販売方法を教えるというコンセプトで
アプローチしてみましたが一切反応なし・・・。

こんな感じで今のところ、
ことごとくやることが失敗している状況です。

長くなりましたが、
6月から働き始めて、
自分で稼いだ金額は300円なダメ男、

それが私です。

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兄からはもうお前は売上のことは考えなくて良いと言われ、
その代わりに課題を1つ出されました。

それは、日本一のマーケッター神田昌典さんの著書
60分間・企業ダントツ化プロジェクト」を読んで、
その内容を1つずつ実践していって新規事業を立ち上げろ。
そして、その経過をnoteに逐一残していけというものです。

この本は、黙っていても顧客を魅了し、
顧客から選ばれる会社にするための戦略を
ステップ・バイ・ステップで考えることができる
内容になっています。

確かに今までやったことは、
すべて思いつきのように始めて、
その結果、ことごとくが失敗しています。

きちんと戦略を練って取り組めば、
同じような失敗はなくなるのか?

今日から実際に本の内容に基づいて戦略を練り、
noteに逐一記録しながら、
ちゃんと売上をあげられるようになり、
会社のお荷物状態から脱出することを目指します。

そんなダメな男の実録ドキュメントnoteを
楽しんでいただければと思います。

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