ありがとう
の反対の言葉を検索せずに答えられますか?
「うとがりあ」じゃないですよ。
反対の”意味”の言葉ですからね。
ビジネスの才能は皆無な私ですが、これにはスッと答えられます。
それは、、、
当たり前
です。
なぜ、スッと答えられるのかというと、10年くらい前にこのことを知って以来、ことあるごとに人に話しているからです。
おかげで、誰に話したのかも覚えていないので、人によっては何度も聞かされていると思います。
そういう人は「またその話か」という顔をします(当たり前)。
なぜ、「ありがとう」の反対が「当たり前」なのか?
漢字で書くとしっくりきます。
「ありがとう」は「ありがたし」からきています。
漢字で書くと「有り難し」です。
「有ることが難しい」と書くので、「めったに無いこと」という意味にもとれます。
それでは「めったに無いこと」の反対は何でしょうか?
そう、「当たり前」ですね。
あなたもきっと「こいつ、ありがとうって言わねぇなぁ」とか「こいつは感謝ってモンを知らねぇな」と思う人に出会ったことがあると思います。
その手の人がなぜ「ありがとう」を言わないのかというと、やはりそれが「当たり前」だと考えているからだと思います。
人から何かしてもらうことや、何か物をもらうことを当たり前と思っていれば、「ありがたい」という気持ちは生まれません。
思えば、自分の学生時代はまさにそんな感じでした。
小学校4年生で両親の離婚で母子家庭になりました。
それでも、それまでと変わらないような生活が送れるように、子供(私)には一切苦労している様子を見せなかった母。
でも私は甘ったれた子供だったので、親からなにかしてもらってもありがとうを言わないし、してもらって当たり前という考え方でした。
そしてそれは、高校を卒業して自分で働くようになるまで続いていた気がします。
学校に行けることも、待っていればご飯が出てくることも、弁当を作ってもらうことも、着るものに不自由しなかったことも、いつも帰る家があることも、どれ1つ当たり前のことなんか無かったのに、きちんとお礼を言っていなかったなぁと思います。
この場を借りてあのとき言わなかった「ありがとう」をまとめて言います。
お母さん、ありがとう!
まぁ、まだ生きているので直接言えよって話なんですが。
そんなわけで、私は「ありがとう」を口グセにするようにしました。
人からなにかしてもらったときは必ず「ありがとう」
人からなにか受け取ったときには必ず「ありがとう」
人から「おはようございます」って挨拶をされたときにも「ありがとう」
・・・って言ってしまい、「は?」って顔をされたことがあるので、それは気をつけます。
ありきたりな表現ですが、「ありがとう」は魔法の言葉です。
言われた方は嬉しくなり、言った方も気持ちがやすらぎます。
詳しくは書けませんが、私の家庭で嫁姑問題が発生したことがありました。
下手に自分でなんとかしようとしても逆効果だと悟った私は、とにかく二人に感謝をして「ありがとう」を意識して言い続けることにしました。
料理を作ってくれたこと、掃除をしてくれたこと、玄関に花を飾ってくれたこと、日常のどんな細かいことでも、相手がなにかしたことに対しては、必ず「ありがとう」と言いました。
結果、時間は半年以上かかりましたが、問題が発生していた頃のような緊迫したムードはなくなり、お互いが普通に会話できるようになりました。
はい、そこ!「時間が解決しただけじゃね?」とか言わない。
少なからず「ありがとう」がみんなの心に作用したと、私は考えています。
今あなたの周りで起きていること、感じていることを当たり前だと思わずに、「ありがとう」と感謝するように意識すると、きっと良いことが起こりますよ。
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
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