なぜ、書くためのプラットフォームをnoteではなく自分のブログに変えたのか?
理由としては4つほどあります。
- noteがいつまで続くかが心配
- 記事が自分の資産にならない
- noteのSEOに疑問
- 自分のスキルアップのため
noteがいつまで続くかが心配
いきなり余計なお世話という話からスタートしますが、サービスを利用している身としては無視できない話です。
少し前の記事になりますが、noteが運営する似たようなサービスの「cakes」が8月でサービス終了となることが発表されました。
だからといってnoteもすぐにサービス終了になるのかというと、そうではないと思います。
noteの電子公告を見ると貸借対照表も開示されており2020年度の結果が確認できます。
こう見えても私は日商簿記2級を持っていて、
そのすべてを忘れた男です。
おぼろげな記憶ではありますが財務諸表の見方はわかりますので、それによると、、、
利益剰余金がマイナスになっていて結構心配な内容ですね・・・。
ま、まぁ、だからといってnoteもすぐにサービス終了するとは限りません。
が、このニュースを見て正直思うところがあったのも事実です。
それは、もしnoteのサービスが終了してしまった場合、それまでに書いた記事や画像といったものがすべて消えてしまうという心配です。
記事が自分の資産にならない
これはnoteに限らず誰かが提供しているサービスを利用して自分のコンテンツを作成していれば、ついてまわる問題です。
よくインターネット上に公開した自分の文章は自分の資産と言われますが、誰かのサービスの中で作成したままになっている文章は厳密には自分の資産とはいえません。
それを公開するかどうかの最終的な権利は自分ではなくサービス側に委ねられることになり、またcakesのように突然閲覧ができなくなってしまう可能性があるためです。
万が一、noteのサービスが終了したら、、、
「noteが滅びたのに記事だけが生きてるなんて滑稽だわ。あなたに記事は渡さない」
なんてことになるかもしれませんので、その前に自分の書いた記事を自分で守れるようにするということは大事だなぁと思った次第です。
過去にはYhaoo!ブログがサービス終了したときに、それまで愛読していたサイトが見られなくなったなんてのは私も経験がありますからね。
noteのSEOに疑問
noteは過去に「.com」ドメインを取得し直すなど、SEOに力を入れていることがわかります。
SEOとは「自分のサイトを検索上位に表示されるようにする」ことです。
検索時に自分のサイトが1ページ目の最初に出てくるのと、2ページ目に出てくるのとではクリック結果は雲泥の差になります。
そんなnoteのSEO状況ですが、「強いと言われるほどかな?」と個人的には思います。
例えば、なにか調べ物をするためにGoogle検索したときにnoteの記事が1ページ目の最初にくるという経験をあまりしたことがありません。
また、1回の検索結果に対して複数のnoteの記事が表示されるといったことも、あまり無いように思います。
これは「note.com」というドメインで記事を公開しているため、同じような内容記事は重複コンテンツとみなされ、その中でも質の高いとみなされたコンテンツだけが表示されているからかもしれません。
もしそうなら競合も多く、自分の記事を検索結果の上位に表示させるというのは難しいだろうなと思います。
自分のスキルアップのため
少し前の記事でインターネットについて勉強しているという話を書きました。
SEOについてもそれに含まれ、自社のサイトやブログの記事が検索結果上位に表示されるために何をすれば良いのかといったことを日々勉強しているところです。
再三noteでも書いてきましたが、勉強したことはアウトプットしなければ自分の知識にはなりません。
ただ、SEOについて学んだことを実際にやってみるためにはnoteのままでは難しく、どうしても自分で設定ができる仕組みが必要でした。
そういう背景もあって自分でブログを立ち上げるところから始まり、これまでのnoteの記事をブログに移行した次第です。
とはいえ、これまでお世話になったnoteとは離れがたく、つぶやき機能や写真投稿などが気軽にできる魅力はありますので、長文コンテンツはブログに、それ以外はnoteにと使い分けて活用していきたいと思います。
移行について
というわけで実際にnoteを移行してみたのですが、そのときに思ったことについても触れておきます。
それは、noteにエクスポート機能が無いということについてです。
もしかすると、私みたいに安易に別の媒体に移行されるのを防ぐために、あえて用意していないのかな?などと邪推してみたり。
調べたところ過去には非公式のエクスポートツールを提供している人もいたみたいですが、現在は利用できないようになっていました。
他にもエクスポートツールを作った人はいるみたいですが、残念ながら一般公開はしないとのことです。
note自体もエクスポート機能を実装する気はあるんやで、という話が2021年4月7日の記事で紹介されていましたが、1年以上経った今も実装される気配はありませんね。
エクスポートは移行のためだけではなく、何かあったときのためにバックアップしておくという意味でも必要な機能だと思います。
データが閲覧できなくなるのはサービスが終了したときだけではありません。
サーバーのトラブルやヒューマンエラーなどで、データが消えてしまう可能性は常にあります。
過去に会社のシステムを動かなくさせた経験がある
私としては、どんな運営でも「ヒューマンエラーはありまぁす」と涙ながらに訴えたいところです。
基本的にはnoteが対策をしているはずですが、それでも自分で有事に備えた対策を取ることは大切です。
しかし、エクスポート機能が無いということであれば、今回私がやったみたいに他の媒体に記事を移しておくしか無いのが現状だと思います。
noteの記事に対して
移行にあたりnote側の記事は冒頭の何行かを残してブログに誘導をかけるようにしました。
これは上の方でも触れましたが検索エンジンには重複コンテンツに対するペナルティがあるため、別々のサイトに同じ内容の記事があるのは好ましくありません。
自分のコンテンツであっても他の記事から内容をパクったとみなされ、「お仕置きだべ〜」と検索結果の対象外にさせられてしまう可能性があります。
そのため対策として同じコンテンツが2つ存在しないように配慮しました。
note→ブログへの移行
今回ブログを立ち上げるにあたり必要なものとして以下の3つがありました。
- ブログを公開するためのサーバー
- 独自ドメイン
- 簡単にブログが作れるツール
サーバーは自分で高スペックなマシンを買わなくてもレンタルサーバーという便利なサービスがあるので、それを利用すれば安く用意することができます。
レンタルサーバーのサービスはいくつかありますが、国内シェアNo.1で評判も良い「Xserver(エックスサーバー)」を使うことにしました。
また「Xserver」を使うことで、残りの独自ドメインを取得するのも、簡単にブログが作れるツールについても問題がクリアされます。
Xserver自体にドメイン取得サービスがあるのと、ブログを簡単に作れる「Wordpress(ワードプレス)」を面倒なくインストールできる仕組みがついているためです。
というわけでXserverでドメインを新規に追加して、Wordpressをインストールして本ブログができあがりました。
記事の移行に関しては前述の通り、noteにエクスポート機能がないため完全に手動での移行となります。
また、記事内に画像が使われている場合、そのままコピペで貼り付けてもURLがnoteのままとなるため移行ができているとはいえません。
そのため、一度ダウンロードしてからブログにアップロードして貼り直すという、非常に面倒な作業が必要になります。
ご自分で移行をされる際には気をつけるポイントですね。
note→ブログの移行サービスがあったら使いますか?
- noteが運営する類似サービスでるcakesの運営が終了したこと
- SEOについての学びを実践する場として自分のブログがほしかったこと
以上のことから、noteに書いてきた記事を自分のブログに移行しました。
私はnoteを書くのがヒジョ〜に遅いので、1つの記事を書くのに数時間かかることはざらにあります。
それでも自分に毎日(平日限定ですが・・・)noteを書くという試練を課して、100以上の記事を書いてきました。
読んでいただくことで私という人間が伝わる、自分の分身のような記事たちです。
そんな辛いながらも楽しい想いをして書いてきて、それなりに高評価もいただいてきた記事たちを、万が一にも失いたくないと考えた結果、やはり記事は移行するべきだという結論に至りました。
同じように自分の資産としてこれまで書いてきた記事を形として残しておきたいと思いましたか?
それであれば、私と同じようにブログを立ち上げて記事の移行を検討されてはいかがでしょうか?
といっても、XserverやらWordpressやら小難しい話が出てきて、言わんとすることは分かるがやり方がわからないというのが正直なところだと思います。
そんなあなたのためにブログの立ち上げのサポートと記事の移行を代行するサービスを作りました。
もし、興味がありましたら以下のバナーをクリックして詳細ページをご覧ください。
note→ブログ移行代行サービス
費用がかからずブログをやれるのが無料ブログサービスの良いところですが、せっかく育ててきたアカウントがサービスの終了で使えなくなるリスクは常につきまといます。
何かがあってからでは遅いわけで、今回cakesのサービスが終了したことで記事の保管を真剣に考えるきキッカケになったのは良かったです。
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