こんにちは、人脈が皆無なダメ男ヒロ60です。
この意味が分からない方は前回の記事をご覧ください。
ここまでの経緯をお話いたしますと、それまで勤めていた会社を辞めて兄の会社を手伝うことになり、自分の給料分くらいは稼ぐようになるぞ!と意気込んだのは良いものの、自分にはお金儲けの才能はないことを痛感し、あがきもがいている最中なのが私です。
そして、兄(社長)から「60分間・企業ダントツ化プロジェクト」を実際に行いながら、noteを完成させろという課題を仰せつかり、シリーズものとして書かせていただいている次第です。
こんな情けないアラフォー男のnoteを開いていただいたよしみで、応援していただけると嬉し、恥ずかし、ありがたしです。
さて、第4章で「顧客」について分析しました。
おさらいしておきますと、以下の3つの観点から理想の顧客を考えましょう。ということでした。
1.説得しないで買ってくれる理想の顧客は誰か?
2.理想の顧客を獲得するコストを下げるにはどうしたらいいか?
3.顧客を連れてくる、影響力のある顧客は誰か?
ビジネスはお客さまあってのことです。
しかし、自分が長く楽しく儲かるビジネスを続けたいのであれば、お客さまは選んだ方が良いです。
嫌なお客さまは自分から突き放し、本当にお付き合いしたいお客さまとだけビジネスを行うのが重要です。
と、もっともらしく書きましたが、すべて本に書いてあった内容です。
第5章では「競合」をテーマに分析を行います。
競合、、、競い合うと書きます。
競い合いといえば、私は昔から競争ごとがキライです。
あまり物事に対して熱くなれないと言いましょうか、幼少中高いずれでもクラスに負けず嫌いの人って必ずいたと思うのですが、そういう人の気持ちが理解できませんでした。
小学校5年生の時に私の家で何人かの友達で集まり、ストリートファイター2(以下、スト2)で遊ぶことになりました。
当時、スト2といえば対戦型格闘ゲームとして初めて一大ブーム、社会現象を巻き起こした大人気ゲームです。
私の中では「マリオブラザーズ(スーパーじゃないよ)」が対戦型格闘ゲームとしては一番面白いと思っているのですが、まぁそれはおいといて。
小学生がスト2をやっても昇龍拳(→↓↘+P)ひとつ出すのも一苦労でしたが、みんなでワイワイと楽しく遊んでいました。
しかし、グループのなかに負けず嫌いの五十嵐くん(仮名)がいました。
初めのうちは遊んだことのないスト2自体をプレイするだけでも楽しんでいたようですが、操作にも慣れてくると相手に勝ちたいという欲が出てくるのでしょう。
負けると明らかに機嫌と態度が悪くなり、、、
「ムカつく」、「やめろバカ」、「◯ね!」と声を発したり、あぐらをかいている足を上下に揺さぶったり、舌打ちをしたりといった、おや?と思う言動が増えてきました。
当然、その場もそれまでの和気あいあいとした雰囲気から一転、五十嵐くん(仮名)以外の人は「もう帰りたいな・・・」という雰囲気を出していますし、アイコンタクトでそう言っているのが伝わってきます。
「俺も帰りたいな」と思いましたが、悲しいかな会場は私の家です。
小学生同士が楽しく遊んでいたのに、いつの間にか機嫌の悪い取引先のお偉いさんとそれをを囲む下請け会社の社員たちのような構図になってしまいました。
しかも、取引先のお偉いさんに昇格した五十嵐くん(仮名)と対戦するときには勝ってはいけないという大人顔負けの接待ルールが暗黙のうちに出来上がりました。
そんな状況でも勝った五十嵐くん(仮名)は喜んでいましたが、私にはそこまでムキになる気持ちがわかりませんでした。
誰かと競争をするということは膨大なエネルギーが必要で、勝っても負けても非常に疲れます。
特に成長するにつれ、うまく人間関係を作れなくなっていった私にとっては、他人とエネルギーをぶつけ合って消耗するということが極端に苦手なようです。
そんな私ですから、「ビジネスで成功するためには競合と激しい競争をしないといけないんだろうなぁ~。苦手だなぁ~」と、本を読み進めていたところ、まったくそんなことは書いてありませんでした。
例えば、目的が1位になるためなら、競合と同じ土俵にたち、同じルールのもとで戦う必要があります。
とはいえ、1位になることは容易ではありません。
ごっつええ感じで「お見舞い」に出てきた世界1位の人も、危うく3位になりかけたり、始めは17位からスタートしたりもしていました。
※私の大好きなコントです。Youtubeで検索してみてください。
なのでビジネスにおいても競合と戦うとなれば、ライバル会社よりも優れた商品をつくる、ライバル会社よりも安い値段にする、ライバル会社よりも・・・というように競合相手よりも一歩でも抜きん出るような戦略を考えがちです。
しかし、当書では最強の競合戦略とは戦わないことだとしています。
孫子の兵法にも「戦わずして勝つ」という有名な教えがあります。
ビジネスの目的は競合と戦って打ち勝つことではなく、儲かれば良いということを忘れるなと言っています。
競合を相手に苦労して稼いだお金も、戦わずに楽して稼いだお金も等しく通帳には記帳されます。
それならば、戦わずして儲かる道を進んだほうが良いということです。
そして、そのためには4つの側面から頭を使って戦略を考えていきましょうということでした。
- 市場攻略の難易度(とぼけた市場を探す)
- 顧客視点から見た自社(または自社製品)の優位性
- 価格コミュニケーション(価格の明朗性・妥当性)
- 参入障壁と撤退障壁
というわけで、今回は競合に対しての考え方と対応方針が分かったところで終わりです。
お読みいただきありがとうございました。
次回#14もよろしくお願いいたします。
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