先日、新潟県内で一番大きなイオンに出かけたときのことです。
時刻はもう夕方で施設内のレストラン街では、夕食を食べようとする家族連れなどで賑わっておりました。
レストラン街に入っているテナントには、新潟でも有名なラーメン屋さんがあります。
わたしも今日はラーメンの気分だなぁと思っていたので、自分の用を済ませた後は足早にラーメン屋に向かいました。
案の定すでに店内は満席で、すでに家族と思わしき4人連れがお店の外の椅子に座って待っている状態でした。
入り口側からお母さん、小3くらいの女の子、小4くらいの男の子、お父さんといった順番です。
待つための椅子は6脚ほど並べられていたので、私もその隣の椅子に座りたかったのですが、ちょっとそれは難しいことがわかりました。
なぜなら、そのご家族はなんというか、その、、、4人が4人とも控えめにいってBMI値が35〜40くらいのふくよかな体型をされていたため、入り口から四番めに座られていたお父さんの体はキュウキュウにおいてあった椅子からは若干はみ出していたのです。
仕方なくわたしは椅子を1つ空けた状態で座って待つことにしました。
わたしが座った直後、我が横目を疑う光景が展開されました。
同じく座っていたお母さんがおもむろにエコバックの中から、イオン内の食品売り場で購入したと思われる6本入りとかで売っているアイスの箱を取り出して封を開け始めました。
そして、そうすることが当たり前かのように中身を1本ずつ家族に配っていきます。
そして、全員に行き渡ったところで各人がビニールの包装を破りだし、おもむろにアイスを食べ始めました。
!!!?
状況に頭が追いつきません。
あ、ゴミはちゃんとお母さんが回収してエコバックにしまってる。
「うん、ゴミを片付けてえらいね」・・・じゃない!
一体、何が目の前で起こっているのでしょうか?
これからラーメンを食べようとしているのに、なぜこの人たちはアイスを食べているのでしょう。
もしかして、休憩所代わりに使ってるのかな?と思ったら、
「ラーメン楽しみだねぇ」と息子が母親に話しかけます。アイスを食べながら。
「そうだねぇ」とお母さんが答えます。アイスを食べながら。
あ、やっぱりこの人たちラーメン食べるみたいです。
わたしが子供の頃にはご飯前にお菓子やアイスを食べようものなら、「ご飯が食べられなくなるでしょ!」と鬼のように叱られたものです。
日本の子育ても変わりましたね。
チュパチュパ×4の音を立てながらアイスを食べ終わるのとほぼ同時に、店員さんが4名でお待ちの◯◯さまとご家族を呼びに来ました。
4人が店内に案内され、わたしは同じタイミングでカウンター席に案内されます。
自分のラーメンを選びたいのですが、4人のことが気になって仕方がありません。
たぶん状況を知っている何人かのお客さまは同じ気持ちだったはずです。
マナーが悪いのは承知でそば耳を立てて注文を聞いていると、やはり全員が大盛りで頼んでいました。
その注文に勝手に満足したわたしは、自分のラーメンを同じく大盛りで頼み、またスマホを見るふりをして全力で家族の会話に耳を傾けることにしました。
父「残さないで食べられるかぁ?」
息子・娘「大丈夫!」
絶対大丈夫じゃないだろう。
小3くらいの女の子で大盛りは無茶なのもそうだし、そもそもアイスというハンデを背負ってるんだぞ。
心のなかのツッコミが止まりません。
ただ、あまりにも当たり前にアイスを食べ、あまりにも当たり前に大盛りを頼むということは、彼らのとってこの状況は昼下がりのコーヒーブレイクと何ら変わらない平穏なものなのかもしれません。
彼らのところにもわたしのところにも注文した商品が届いたので、いっとき不思議な家族のことは忘れてラーメンを堪能することにしました。
とはいえ席は近く、「おいしーい!」といった微笑ましい家族の声が聞こえてきます。
わたしは食べ物を美味しく食べられる人に悪い人はいないと思っています。
自分たちの食べられる量は自分たちが一番わかっているわけで、ラーメン大盛りじゃ足りないから先にアイスを食べる選択があっても良いじゃないですか。
デザートは食後と法律で決まっているわけではありません。
心のなかで色々思ったことを心のなかでお詫びして、食べ終えたわたしは先に帰ることにします。
帰り際、家族の横を生温かい目で通り過ぎようとしたその時、、、
娘「もう〜食べられない〜」
母親「もー、しょうがないわね」
まさかのお残し!?
だからオレ言ったじゃん!(心のなかで)
ここに忍たま乱太郎の給食のおばちゃんがいたら、
「お残しは許しまへんでェー!」
と、誰も知らないそのセリフの後を体験することになるぞ貴様ら。
まったくいくら美味しく食べてても自分たちの都合で食べ物を粗末にするなんて。
・・・あんたたち
地獄に落ちるわよ!
コメント