究極の生命体は悩まない

「人間の悩みはすべて対人関係にある」

アドラー心理学では、内面の悩みなんてないさ、おばけなんてウソさ。というようにすべての行動には相手役がいるとしています。

これを「対人関係論」と言い、人間の悩みというものはその相手役との関係性から生まれるものだとしています。

おいおい、じゃあ私みたいに友達が一人もいないのに、仕事が出来ずに悩み、すぐにネガティブ思考になって悩んでいるのはどういうこと?

と思いましたが、相手役は他者に限らず自己内対話をする自分自身という場合もあるそうです。

他者が相手の悩みは分かりやすいですね。

恋愛、友情、家族、地域、そして仕事の人間関係と、交友する関係が多くなればなるほど、その関係性に悩むことが増えてきそうです。

楽しいだけの関係なら良いですが、そうじゃないのが人間関係ですよね。

友達のいない私にはよくわかりませんが。


相手を敵とみなして激しく競争したり、味方だと信じていたのに裏切りにあったりと、昔から人間関係にその手の悩みはつきものです。

友達のいない私にはよくわかりませんが。

物語などに出てくる分には盛り上がるシーンになりそうですが、当事者だったらたまったものじゃないですよね。

友達のいない私にはよくわかりませんが。

そんな目に合うことで以下のようなネガティブな感情が生まれ、悩みにつながっていきます。

怒り
哀しみ
憎しみ
不安
焦り
不幸
恐れ
後悔
不満
無念
嫌悪

軽蔑
嫉妬
罪悪感
劣等感
苦しみ
切なさ
苦悩
諦め
絶望

引用:ワーカーホリックダイアリー

一方、自分が相手の場合に悩むというのは分かりづらいですね。

自分自身の能力が低いために仕事が出来なくて悩むことが、なぜ対人関係の悩みになるのでしょうか?

これを理解するためには、仕事が出来ないことでどのような悩みがあるのかを掘り下げる必要がありそうです。

例えば、

・出来ない自分が不甲斐ない、悔しい
・関係者に迷惑を掛けてしまう
・周りの人からの評価が低くなるのが嫌

といった悩みにつながります。

その原因を考えていくと「自分が不甲斐ない・悔しい」というのは、理想の自分というもう一人の自分と比べたときの劣等感からくる悩みといえそうです。

「関係者に迷惑をかけてしまう」、「周りの人からの評価が低くなるのが嫌」というは、明らかに他者との人間関係に起因する悩みです。

このように考えると、すべての悩みが対人関係からくるものだということがわかります。

そして、この世界に存在する限り人は悩みから逃れられないということですね。

アドラーさんも、

「悩みをゼロにするには、宇宙でたった一人きりになるしかない」

と言っています。

なるほど。
そうすると、宇宙空間をたった一人で永遠にさまようカーズ様は悩みが無いということになりますね。

まぁ、考えることをやめてしまっているので、そもそも悩むこともないか。

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人間関係の悩みを超越したカーズ様。・・・あ、そもそも人間じゃなかった
出典:ジョジョの奇妙な冒険 荒木飛呂彦 集英社

究極の生命体アルティミット・シイングカーズ様と同じことは普通の人間にはできませんので、自分自身の人間関係に対しての考え方を変えることから始める必要がありそうです。

「過去と他人は変えられない」が「未来と自分は変えられる」の精神を常に持つようにしたいですね。

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