「車にポピー♪」
あることがきっかけで、やたらとこのフレーズがリズムを伴って頭の中でリフレインしております。
Youtubeで調べたら、車の芳香剤のCMで使われていたフレーズでした。
おそらくリアルでCMを見たことはないはずなのですが、懐かしのCM特集や誰かがネタにしたのが残っているんでしょうね。
何年も色褪せずにこうしてリズムとフレーズを覚えているというのはスゴイことだと思います。
そして何年も色褪せないといえば、「昭和レトロ」ですよ。(流れるような導入)
平成、令和と2つも元号が変わり、昭和がはるか昔に思えてきた昨今、「昭和レトロ」がブームだそうですね。
「昭和レトロ」とは昭和の時代に対するノスタルジーや憧れの総称だそうです。
でも、いくらなんだって昭和の時代よりも現代の方が絶対に便利だし楽しいですよね。
昭和って全部が古臭い感じだし、町並みとか機械とかも洗練されていなくって本当に何ていうか、、、
大好きです。
昭和のノスタルジックな雰囲気、洗練されていないデザインや機能の電気製品とか、手書きフォントの看板とか大好きです。
愛読書は西岸良平先生の昔の短編集や「三丁目の夕日」です。
スマホやIoTが当たり前になってきた現代だからこそ、昭和の無骨な機械に憧れる気持ちって分かりますかね?
ということで、私が今回訪れたのはこちら!
ポピーとよさか
です。
ここで9割の読者が脱落すると思いますが、構わず続けます。
昭和の芸人さんのような名前ですが、こちらはいわゆるドライブインです。
外観からもわかる通り、昭和の風情がそのまま残っています。
そして、店内に入った瞬間に時間が昭和へと戻されます。
なんとここには、トーストの自販機とうどんそばの自販機が共に現役で稼働しているのです。
ちなみにトースト自販機はここ以北には存在しないため、日本最北限のトースト自販機だそうです。
そう、今回のお目当てはこの食べ物自動販売機なのです。
昼ごはんも兼ねて立ち寄っていますので、ここはお腹にたまるうどんそばの方を購入してみたいと思います。
メニューは「天ぷらそば」と「天ぷらうどん」 の2種類です。
値段はどちらも300円と大変にリーズナブル。
私はうどん、妻はそばを頼むことにします。
実際に注文するところも動画で撮影しましたので、ぜひご覧ください。
そして、出来上がったのがこちらです。
あーあ、天ぷらがツユでくずれてベチャってしているよ・・・。
せっかくの天ぷらもこうなるとねぇ?
私はねこういうのはほんとにもう、、、
大好きです。
駅の立ち食いそばでもそうですが、こういうのはしっかりしていない方(すみません)が味があっていいんですよ。味があって。
そして、天ぷらしかり、コロッケしかり、揚げ物をトッピングしたのであれば、その衣はツユを吸ってベチャッとなることで、旨さが倍増するというね。
ということで、これは期待大です。
それでは実食!いただきま~す!!!
ズズズッ〜
もぐもぐもぐ、、、ごくん。
・・・うん、
メチャクチャ味が薄い
病院食で出てくるうどんってくらい味が薄いです。
妻の頼んだ天ぷらそばの方も同じように味が薄いそうです。
うーん、出汁の味を楽しむ本格派なうどんなのかな?
正直、色々思うところはありますが、もし、ここに海原雄山がいたら「この味がわからぬ愚か者めが!」と熱々のうどんを投げつけられるのは必至なので、まぁこんなもんかと思いながら食べ進めました。
・・・話は変わりますが、あなたはラーメンやかけそばといった汁物を食べる時に、スープをかき混ぜるタイプの人ですか?
私は特にかき混ぜないです。
というか大抵の人はそうなんじゃないでしょうか。
大体どちらの場合もお店の人が調理する段階でかき混ぜてくれたり、かき混ぜる必要がないスープを器に入れたりしますもんね。
ここで妻が大変なことに気づきました。
「ねぇ、底の方に(濃い)ツユが溜まってるよ」
「!!!」
そうです。
ご推察の通り、味が薄かったのはスープがちゃんと混ざっていない状態で食べていたからでした。
それはそうです。
だってここには、スープをかき混ぜてくれる店員さんはおらず、スープも自動販売機内で麺が湯がかれた後、だし汁とお湯が別々に注がれることで作られます。
それだけではきちんと撹拌されない可能性があることについて、夫婦そろってまったく考えもしませんでした。
だから考えることはあれほど大事だと、、、
ということで、ちゃんとかき混ぜたところ、三番煎じのほうじ茶色だったスープがみるみるうちに濃いきつね色のスープに変わっていくではありませんか。
この状態で改めて食べたところ、、、
うまーい!
なんということでしょう。
ちゃんと美味しいです。(←失礼)
惜しむらくはすでに麺を半分以上食べてしまったことです。
残念なことに本当に美味しい状態のうどんを少ししか堪能することができませんでした。
これはまた、リベンジに来るしかありませんね。
え、もう一杯食べればいいじゃないかって?
いやぁ、、、
もう他の頼んじゃった。
トーストの方は「チーズサンド」と「ハムサンド」の2種類です。
こちらはどちらも200円とさらにお安くなります。
こちらも注文風景を動画で撮りましたので、ぜひご覧ください。
1分16秒の内、約50秒トーストが焼き上がるの待っているだけという、大変に時間の使い方が贅沢な動画となっております。
ご視聴の際には十分ご留意いただきますようお願い申し上げます。
ちなみに、普通だったら挟んでいるパンの中身と一緒に写真を撮ったりしますよね。
しかし、この記事を書いているのは一般人オブ一般人こと、私こと、ヒロ60です。
そのため、他の方のレポではしっかりやっているであろう、パンの中身を写真やら動画に撮るといった発想がなく、中身と一緒の写真はありません。
まぁ、失敗を前向きに捉えて、こちらの写真がハムサンドなのか、チーズサンドなのかを当てていただくクイズのお題にすることにしましょうか。
正解者には先着1名で、私が完食した後のうどんの器の写真を差しあげます。(←嫌がらせ)
ちなみにうどんそばもトーストも店内の厨房ですべて手作りしています。
そのためでしょうか。
小さい頃に食べた給食のような懐かしさと温かさを感じるのは。
きっと給食を食べ慣れている子どもたちは、こちらの自販機の食べ物を食べたいとはあまり思わないんでしょうね。
大人になればなるほど、この自販機と提供される手作りの食事のぬくもりが恋しくなり、たまらなく食べたくなってくるのかもしれません。
新潟で生まれ、新潟で育った私ですが、ポピーとよさかさんのことは今回まで知りませんでした。
まだまだ、知らないところや、知らないことがいっぱいありますね。
自分を変えるために、まずは知らないことに挑戦してみることを意識している私ですが、おかげで色々と楽しい思いができています。
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