「何点を目指すのか?」自分の基準を考える

0点から90点まで完成させるのにかかる時間と、 90点から100点にするまでにかかる時間は同じ


何の本で読んだのかは忘れてしまったのですが、その本にはそのようなことが書かれてありました。

そして私自身、実際にそう思った体験がありました。

あれはまだ私が神様を信じなかった頃・・・ではなく、つい最近自宅でnoteを書いていたときのことです。

上の記事で書いたようにnoteに時間をか
けすぎる私は、記事を書くのは2時間までという時間制限を設けることにしています。

2時間という時間に明確な理由はありませんが、大体人間の集中力なんて2時間が限界ですよね。

そのため、今回もそれを意識して書き始め、文章の大筋は2時間で書き上げることができました。

ただし、その後にはタイトル決めとヘッダー画像と推敲が残っています。

まぁ、ここまできたら後はそこまで時間はかからないだろうと思って作業を始めた結果、気がついたら1時間を超えていました

「え、1時間て何時間?」とか思いましたが、気がついたらあっという間に時間が経っていたという感じです。

タイトルやヘッダー画像で凝ったものを作り、文章を推敲をすることで完成度を100点に近づけられるのであれば、通常は時間が許す限りはやるべきです。

今回は自宅での作業なので多少は2時間を超えてもしょうがないかなぁ〜(´>∀<`)ゝテヘッ(39歳♂)などと考えていたらこの有様です。

推敲で書き直したり、書き足した文章は100文字にも満たないはずですが、それでもそれまでにかかった時間の半分を費やしていました。

これはもう、時間泥棒たちに時間を盗まれたとしか思えません。
ここには時間を取り戻してくれる女の子はいないので、これ以上は時間をかけられないということで、そこで作業を終わらせることにしました。

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あなたが気が付かないうちに時間は盗まれています

このように、ある程度完成された結果をそれ以上に良くしようとする場合は、冒頭で書いたように時間効率がものすごく悪くなってしまうことを実際に体験しました。

たぶん同じようなことは、仕事の資料づくりだったり、noteの記事だったり、動画編集だったり、あらゆることに当てはまることではないでしょうか。

ついつい、100点を目指すあまり、かかる時間(コスト)とのバランスを見失ってしまいます。

そのために、制限時間を設けたはずなのに機能していなかったら、なんにもならないですね。

失敗♪失敗♪(*ノ>ᴗ<)テヘッ(39歳♂)

そしてこのことから、やはり完璧主義は時間効率が悪いと感じます。

以前に完璧主義をやめるという内容で以下の記事を書きました。

わたくしこと完璧主義夫は、常に100点を目指し、結果は伴わないが志だけは高いことを誓った男です。

しかし、それじゃいつまでも行動ができなかったり、作っているものが形にならないため60点で及第点という考えにシフトすることにしました。

今回の件も100点を目指していたら、時間がいくらあっても足りなかったでしょう。

そもそも、100点を目指すことがすべてにおいて正しいとは限りません。

その理由は2つあります。

その1.完成しない


100点にすることを考えて何かを作ろうとすると、上で書いたように後になればなるほど時間がかかってきます。

その結果、いつまでも取り掛かっているものが完成しないことがでてきます。

例えば、小説家になりたいとか、漫画家になりたいという人が、1つの作品を完成させたことが無いとか、恥ずかしくて発表できない。といった話を聞いたりします。

それはきっと、100点にこだわりすぎた結果なのではないでしょうか。

美術系の学校での試験は、時間内に課題を完成させなければどんな場合でも0点になるという話も聞きます。

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この名シーンを思い出す
出典:寄生獣 岩明均 講談社

ということで、

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久しぶりのひろを

どんな状態であれ、一度出来上がってしまえば、そこから改善を重ねて点数を高くしていくことができます。

それは完成していないものを改善していくよりも、より早く品質の良いものになっていくはずです。

その2.自分の100点が他人の100点とは限らない


仮に時間をかけて自分では100点のものが出来上がったとしましょう。

しかし、それは他人にとっても100点になるとは限りません。

実際に私がやった失敗ですが、会社で資料作成を頼まれたときのことです。

上司に満足してもらえるものを作ろうとして、期限いっぱいに使って凝った資料を作りました。

それを意気揚々と上司に提出しにいくと、、、

「いや、こういうのじゃねンだわ」

と、昭和の不良漫画みたいな返事をいただきました。

資料に足りないこれを追加してほしかった、あの内容を盛り込んでほしかったなど、自分では100点だと思っていても、あれこれと足りないものを指摘されます。

今回は時間が無いからということで、それを上司が手直しして使うことになりましたが、本当は早い段階から上司に確認を取りつつ資料の完成を目指すべきだったなと思いました。

この2つの理由から、私の中で「60点で及第点の考え方」をさらに進化させた

「30点→60点→90点の考え方」


を今後の行動に落とし込みたいと考えています。

これは、どういうものかというと、、、

早い段階で修正ができるように30点で良いから早めに全体像を完成させます。

そして、そこから改善を繰り返して最低ラインである60点を目指します。

その後、時間が許す限りさらに改善を加えて90点を目指す。

というものです。

もちろん、時間が大量にあるなら100点を目指して良いと思いますが、普段の仕事ではそういうわけにはいかないと思いますし、たいていの場合90点もあれば十分だと考えています。

なにかに取り掛かるときに、いきなり100点を目指してしまい、うまくいかないという人はぜひ試してみてください。

私もできているわけではないので効果は保証できませんが、たぶん、今までよりは成果が出やすくなるのではないかと思います。

というわけで、ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
参考になることがありましたら嬉しいです^^

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