自分に物事を要約する能力が皆無であることを嘆きつつ、それを身につけるためにこちらの本で学んだことをアウトプットしてお送りしているシリーズです。
今回は6回目です。これまでの記事はこちら↓↓↓
1回目:要は・・・
2回目:要約力を身につける3つのステップ
3回目:良い情報を集める/情報の質を高める、これすなわち良い要約へ至る道也
4回目:右手に「認知バイアス」を、左手に「メタ認知」を
5回目:要約の精度を高めるためにやるべきことは、私が苦手とすることばかりだった・・・
いまやっているところ
前回で要約力を身につける3つのステップの内、最初のステップである情報収集がようやく終わりました。要約だけにね。
ステップ2では、
情報整理 – 情報をグループ分けする
ことをテーマに考えていきます。
要約が目指すところはアウトプット(話す・書く)です。
そのために集めた情報を適切に整理する必要があります。
情報が整理されていないと、わたしの報連相のように伝える必要のないことを伝えてしまい、「早く要点を言え!」と叱られることになります。
この場合、要約力が高い人はどのような情報整理をしているのかというと、「相手がどのような形で報告を受けたいか?」から考えるそうです。
そのためには以下の流れで情報を整理する必要があります。
- 1.情報をグループ分けする
- 2.情報に優先順位をつける
1.情報をグループ分けする
情報整理のプロセスで最も大事なのは「情報のグループ分け」だそうです。
自分が収集した情報は、脳の中では整理されていないバラバラの状態です。
この情報にタグ付けやラベル貼り、棚分けといったイメージで適切なグループに振り分けていきます。
映画ドリームキャッチャーに出てきた、頭の中の図書館みたいなイメージですかね。
おそらくあなたも、仕事の資料なんかは「社内用」「社外用」のように、似たもの同士の情報ごとに整理されているのではないでしょうか。
それと同じように頭の中の情報も関連するものをグループ分けしておくことで、そのつど最適な情報を取り出せるようになるそうです。
わたしがよくやる失敗に聞かれたことにパッと答えられないというのがあります。
いまにして思うとこの情報のグループ分けがきちんとされていないために、必要なものを引き出すことができていないのが原因な気がします。
その結果、よくわからないものや間違ったものを渡してしまうという、ちょうど慌てたドラえもんが道具を出すときのようですね。
この焦った感じ分かります(笑)
ただでさえ整理されていない脳みそなのに、怒り口調で説明を求められるともうテンヤワンヤですわ。
グループ分けにはコツがあるようで、まず大きくグループ分け(大分類)をして、その後に細かくグループ分け(小分類)をするのが良いそうです。
例えば、漫画の作品をグループ分けすると、大分類としてはジャンルごとに分けることができます。
アクション、アニメ、CGアニメ、ギャグ、グルメ、SF、青春ドラマ、ヒューマンドラマ、ファンタジー、ホラー、ミステリー、ミュージカル、ラブロマンス、クライムサスペンス、ドキュメンタリー、戦争、歴史、異世界転生などです。
難しく考える必要はなく、自分が見た漫画がどのジャンルなのかを頭で考える(=意識する)だけでグループ分けは完了します。
そのため「何か笑える作品は無い?」と聞かれた時には、頭の中のギャグの棚から、
「こち亀」、「セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん」、「行け!稲中卓球部」、「つるピカハゲ丸」、「おぼっちゃまくん」、「聖☆おにいさん」、「坂本ですが?」、「ヒナまつり」、「エンジェル伝説」、「百姓貴族」、「かぐや様は告らせたい」、「ばらかもん」、「魁!! クロマティ高校」、「旋風の橘」、「テニスの王子様」、「彼岸島」etc…
と、作品を探すことができれば「相手がどのような形で報告を受けたいか?」に素早く回答することができますよね。
さらに小分類として以下のようなグループ分けをしておけば、人から聞かれたり、飲み会の話題に上がったときなどに、さらに素早く、相手が期待する回答ができる確率が高くなります。
「人にオススメする用」「自分だけが楽しむ用」「子供向け」「自分より年下向け」「自分より年上向け」「何度も読む」「1回読めば十分」etc…
普段からあらゆる物事に対してグループ分けしておくことで、必要な思考が鍛えられ、脳から素早く情報を取り出すことができるようになるそうです。
これもまたトレーニングを続ける必要がありますね。
次回は「2.情報に優先順位をつける」について考えていきたいと思います。
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