あなたはどっち?「話しすぎ」 と 「言葉足らず」

自分に物事を要約する能力が皆無であることを嘆きつつ、それを身につけるためにこちらの本で学んだことをアウトプットしてお送りしているシリーズです。

今回は8回目です。これまでの記事はこちら↓↓↓

1回目:要は・・・
2回目:要約力を身につける3つのステップ
3回目:良い情報を集める/情報の質を高める、これすなわち良い要約へ至る道也
4回目:右手に「認知バイアス」を、左手に「メタ認知」を
5回目:要約の精度を高めるためにやるべきことは、私が苦手とすることばかりだった・・・
6回目:わたしの頭の中は焦った時の四次元ポケット
7回目:伝令にはなれないヒロ60

いまやっているところ

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とうとう最後のステップである、実際に要約して相手に伝える部分について学んでいきます。

ステップ3.情報伝達 – 簡潔に相手に伝える

この”簡潔に”というのがミソですよね。

簡潔じゃない伝え方なら得意分野なのですが、「表現が簡単で要を得(え)、むだがない」伝え方となると難しいです。(引用:Oxford Languages

これまで良質な情報を集めて、それを整理することを学んできました。

しかし、この簡潔に相手に伝えるというの苦手という人は、やはり多いのではないでしょうか。

伝えベタな人の二大特徴は、

「話しすぎ」  と  「言葉足らず」


だそうです。

自分がどちら側の人間なのかは、話した相手からのリアクションで分かります。

「わかったから話のポイントは?」
「それで結論は?」
「本題は一体なに?」

といった返事をもらう人は、相手の時間を奪う「話しすぎ派」です。

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おしゃべりといえばゴルゴ13
出典:ゴルゴ13 さいとう・たかを 小学館

一方、

「ん、どういうこと?」
「え、なにが?」
「それは誰の話?」
「意味がわからない」

といった返事をもらう人は、「言葉足らず派」です。

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無口といえばゴルゴ13
出典:ゴルゴ13 さいとう・たかを 小学館

あなたは「話しすぎ派」「言葉足らず派」のどちらだったでしょうか?

わたし?

わたしは両方です。


自分でも欲張りだなと思いますが、両方というパターンもあるんですね^^

つまり、わたしの場合は「長々話しているけど、その中には相手に伝えるべきポイントが含まれていない」という、近所のおばちゃんのおしゃべりと同等かそれ以下のレベルということですね。

聞いてる側はさぞかし苦行であることでしょう。

1つずつ原因と対策をみていきますと、

「話しすぎ」の場合は例の「死んでもこれだけは言っておく!」以外は話さないくらいの覚悟を持つ必要があるそうです。

そのためには「情報整理」の質を高めて(グループ化優先順位付け)、脳内をきれいに整理しておく必要があります。

次に「言葉足らず」の場合は、話の前提や大枠、主語や目的語が抜け落ちていることが原因です。

相手に察してもらえるという甘い考えは持たずに、どんなときでも主語や目的語を入れて話すことを意識すると良いそうです。

「話しすぎ」の原因としては、「くどい前置き」というのもあります。

「Aはどうなった?」という質問に、聞かれていること、求められている意図を素早く汲み取って「Aはこうなりました」と回答ができるのが理想ですよね。

しかし、か「Aはこうなりました」と回答すればよいところを、なぜか

「Aについては午前中に取り掛かりまして、そのときに別のBとも関わることがわかったので、そちらについて現在調べております・・・」

「いや、Aの結果は?」


となることがあります。・・・ありますよね?

これは、

「質問の真意を見抜けない」=情報収集のレベルが低い
「質問に的確に答えられない」=情報伝達のレベルが低い


状態からきているようです。

また、「質問の真意を見抜けない」のは、わたしの場合は本質を見抜く力が低いことも影響しているので、改めて観察力と洞察力を鍛える必要があると感じます。

そして、質問に的確に答えられるように情報伝達のレベルを上げるためには、

「幹→枝→葉」の順に話す


のが良いそうです。

人がまず知りたいのは話の全体図です。

わたしのように局所的な物事や、どうでも良いエピソードなどから話し始めるのは自分が話したいことであって、相手が聞きたいことではありません。

そのため、相手は話についていけなかったり、ポイントだけ話すように言われたりといったことが起こります。

人に何かを伝えるときの基本は「幹→枝→葉」となり、「幹」は全体図=「死んでもこれだけは言っておく!」のことです。

そして、「枝と葉」は「幹」の内容を具現化した詳細な情報として伝えます。

間違っても、わたしのように「枝→葉→幹」のような伝え方をしてはいけません。

結論を先に伝えず相手を焦らして楽しみたいなら止めませんが、あなたの評価や信頼とはトレードオフになりますので気をつけましょう^^

伝え方のテクニックとして「結果から話す」「相手がわからない前提で話す」といったものがありますが、いずれも「幹→枝→葉」の考え方に当てはまりますよね。

この考え方を意識するだけでも、かなり相手への話し方が変わってくると思いますので、さっそく今日から実践していきたいと思います(`・ω・´)ゞ

次回は、ひと言で伝えるためのスキルについてです。

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